令和3年3月議会の一般質問②

2021年4月1日

【移住定住について】

①質問 空き家バンクの現状についてと登録件数を増やす取組は?

回答 これまでの空き家バンク事業の実績としては、令和3年2月末時点において成約件数32件で、成約率76%となっており、今年度、新たに空き家バンクへ登録した物件は6件であります。

空き家バンク制度の周知は、市の広報やホームページへの掲載、空き家所有者等へのパンフレットの送付などにより実施しております。

登録件数を増やすためには、まずは、空き家の所有者等に制度を知っていただき、登録について検討していただくことが重要であると考えますので、不動産業者などの関係機関とも連携しながら、一層の制度周知を図り、登録件数増加に取り組んでまいりたいと考えております。

②質問 空き地の登録状況と特定空き家の状況について

回答 これまで登録された空き地は1件のみで、現在も登録されております。特定空家等の件数につきましては、現在はまだ認定しているものはございませんが、特定空家等に該当すると考えられる空き家については、市内全域で65件ほどと認識しております。  これらの空家等の所有者などには、これまでに複数回にわたり文書や電話などで適正管理を依頼しておりましたが、どうしても改善の見込みのないものについては、やはり周辺住民の安全性を確保する意味からも特定空家等へ認定し、より強い措置を講じていく必要があることから、今後、再度文書を発送して特定空家への認定手続きを進めていきたいと考えております。

③要望 以前に耐震改修リフォームに補助金が出る政策を行っていましたが、空き家バンクに登録したいがリフォームなどの補助制度を設けて欲しいという要望がありますので、ご検討ください。

 

④質問 移住定住者数を増やすため、空き家バンクを活用する1つとして、家庭菜園のような1アールから登録できる農地と空き家をセットにして登録出来ないか。

回答 移住、定住を希望する方で小規模な農業をしたいというニーズを満たすため、家庭菜園のできるスペースのある宅地又は農地付の空き家物件を登録することは、移住、定住への選択肢が広がるものと考えております。

市としては、このような物件が空き家バンクに登録されるよう、情報収集を行うとともに、農地付の空き家については、農地売買の取り扱いに農地法による条件があることから、他自治体の取組事例を参考に、農業委員会と協議してまいりたいと考えております。

 

令和3年3月議会の一般質問③へ続く

 

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