令和5年3月定例会一般質問①
今議会は、選挙後の初めての定例会であり、決算委員会の審査もありました。
選挙の時に沢山の要望やご意見を頂きまして、定例会や委員会、また日頃の活動により実現していきたいと考えております。
不登校に対する要望は多く、当市でも不登校児童生徒は増加する一方です。ご家庭だけで解決することが難しく、また学校や先生や家族や友達の1つがその原因ではなく、いろいろな原因があるなか、社会に一歩を踏み出して欲しい保護者の方は多くいます。その子どものことを考えて、行政として何か出来ないか、と思い質問しました。
山田
登校の未然防止・初期対応と継続している不登校への自立支援、学習や社会学習支援などについての取り組みについてのお考えを質問します。
新たな不登校を生まないために、登校しぶりがないよう、学習環境を整えるとともに、学習内容への興味関心を高めるための「分かる授業づくり」に力を入れ、個に応じた指導に取り組んでいること。「居場所づくり」と、児童生徒が主体となり「絆づくり」に取り組んでいます。
山田
不登校傾向が見られた児童生徒に対して、どのような対応を行っているのか
教員だけではなく、スクールカウンセラーや派遣教育相談員あるいは市教育相談室につなげて対応している。市教育相談室では、電話相談・来室相談・メール相談・訪問相談に対応しており、相談希望があった際には、教育相談員が児童生徒の状況や相談内容を伺っている。相談者の悩みに寄り添い、その解決に向けた取り組みが継続するように、個々のケースに合わせて丁寧に対応している。
山田
不登校児童生徒への学習機会の確保について、現在取り組まれていることは何か
不登校対応については、単に学校復帰だけを目指すのではなく、長期的に本人の社会的自立につながるよう、支援に取り組んでいる。市教育研修センター内の若駒学習室への通室が可能な場合は、個別に学習計画を作成し、外部講師による教科指導や教育相談員による学習支援、デジタルドリル学習などを行っている。タブレット端末を活用した、教室の授業のリモート視聴に取組む学校も見られるようになっている。
山田
不登校児童生徒の学習支援について、通学への心理的な軽減にも活用されているオンラインでの学習支援を取り入れる考えは?
児童生徒のなかにはネットワーク接続が出来ない家庭もあり、また先生方の体制も整っていないため、すぐには難しいと考えている
山田
中学校卒業することで義務教育から外れますので、教育委員会ではなく別の例えば健康福祉部の課などで体制づくりが出来るのであれば、支援が必要な子供もいると思います。
不登校児童生徒への子育て支援は、学校復帰だけではなく、多様な教育機会の確保、社会的自立を目指した長期的な支援等に取り組んで頂きたいと要望します。そしてそのための財源や人員配置なども併せて要望致します。